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http://www.papy.co.jp/act/books/1-160445/この作品は、「闇の拳」シリーズと併行して書いていたほど初期の作品なので、昔からご愛顧いただいている読者のみなさんには、旧知かもしれません。
「忍」は、さいとうたかをの「影狩り」シリーズを読んでいて、構想がひらめき、すぐに冒頭から書き始めた作品でした。
なんといっても、本作で気をつけたことは女性を活躍させつつ、フェティシズムのクオリティは絶対に落とさないこと、それに加えて、当身だけでなく、連打(腹パンチ)の萌えポイントをどこまで引き出せるかに挑戦することでした。
いくつかありますが、代表的なものとしては、拷問を受けるシーンのリアリティでした。
なるべく、多くの読者に等質なイメージを感じてもらえるよう腐心したことを覚えています。
デキはともかく、一生懸命書いたおかげでしょうか、本作を書きながら学んだことは、その後に書いた「美女の秘拳」に確実に引き継がれたと感じています。
この作品では、この嗜好をお持ちの方であれば、”男女共用”でいけるだろうと考えていましたが、今、読み返しますと、やはり、どうしても男性読者にシフトしているようにも感じられます。
そのあたりは、ほんとうに難しいのですが、もう、今は、この頃とは異なり、一応、印税をいただく身ですので、「難しいなあ」では済まないわけです。
克服しなければいかん、もっと修行しなければ、と自戒もしています。
ただ、本作に佳いところがあるとすれば、読者に、誰が「忍」なのかを解き明かす愉しみを最後まで残すことができている点かもしれない、と勝手に思っています。(ちがうかなあ・・・)
本作は、女性主人公の作品を書く楽しさを作者に教えてくれた思い出深いものになりました。
ものすごーく、売れれば続編を書いてみたいと思わせる作品です。
末尾になってしまいましたが、これを書いている時点で、「闇の拳」が電子書店パピレスのパソコン版売上第一位になっております。
心より御礼申し上げます。
- 2012/08/26(日) 08:03:01|
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