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大変なご無沙汰になってしまいました。
昭和初期を舞台にした作品を上梓してから、だいぶ時間が経ちました。
今は、充電中という日々です。
今日は、ぼくが書きたい作品は、こういう小説である、というドラマの視聴感想です。
THE FALL 警視ステラ・ギブソン
http://www.superdramatv.com/line/thefall/
このドラマは、初回から犯人がわかっています。
犯人は、スペクターという男。
職業は、グリーフ・カウンセラー(悲嘆のカウンセラー)。
若く、肉体トレーニングに余念がない。
平凡で安定した家庭を営んでいます。
しかし、抑圧された精神を持ち、異常なまでに寡黙。
その日々の何気ない時間の中でターゲットを物色し、完璧な殺しを実行していく。
被害者は、全員、専門職・高学歴の美女ばかり。
彼にとって、殺人は、セックスそのもの。
殺害方法は、絞殺。
第4話では、事件を追うステラ・ギブソン(主演ジリアン・アンダーソン)が、あるレイプ被害者から、こんな言葉を聞きます。
「意識のない女を愛する経験をしたかった」
昏睡、クロロ、首絞めそして当身。
共通するのは、意識がないという部分です。
意識を奪い、犯す。
美しくアンニュイなステラの、その供述を聞いた時の無表情が、じつによいのです。
抑えた映像表現ですが、全編に渡って、ものすごいエロスが薫ります。
次に書くならば、こういうものかな、と思いました。
今、思いつくままに書いている作品もあるのですが、なかなかかたちにならず、困っていました。
そんな時に出会った、この海外ドラマ。
いつになるかはわかりませんが、これを書く時こそは、かたちにしたいと思っています。
- 2013/08/28(水) 18:55:18|
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