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執筆時期において、この作品以降、ネット上に残っているものはないはずです。
したがって、この「闇の拳4」は、拙著紹介コーナーとしては、振り返りがいのある最初の作品と言えるかもしれません。
巻頭言にヨハネの黙示録からの引用を試みましたが、この頃のオフ会では、この箇所は、不評でした。旧約聖書を使うとか、とにかく、黙示録は有名すぎるのでもう少しひねりが欲しかったということでした。
この指摘は、たしかに当たっていたな、と今でも思うのですが、問題は、その、まさに黙示する文章が、ぼくの構想の中のインクナスに近いものだったので、出版時にも、ここは変えませんでした。
さて、様々な対象に、当身・腹パンチをしてきたレオでしたが、この章では、女子高校生専門という特異性にこだわりました。
その副産物として、剣道部顧問教師である中野美沙が生まれたわけですが、彼女は、非常に強く、美しく、その肢体は、豊満でもある。
その強い彼女がレオに当身を食らうという設定は、評価をいただけたようでした。
かつ、このパターンは、その後のぼくの描くヒロインに広く汎用されていくわけで、その意味では、美沙は、エポックだったわけですし、このパート4では、当身による気絶以外の「精神支配」という新しい拘束方法も登場し、レズボス的なセックス・シーンも描かれます。
そういう「美女の堕落していく様」というのも、ひとつの「萌え」の要素ではないかと考えて書いてみました。
さらに、このパート4は、パート3からの継続ストーリーでもあります。
由紀・サワイ・ヤンソンが再登場するわけですが、彼女の美貌を描く入浴シーンは、一生懸命書いたなあ、という思い出があります。
か弱い女性ばかりを当身で拉致する最低男=レオという図式を打破するべく、鋼鉄のドアを破壊するスパイラル・ドラグーンの威力をはっきりと示したのも、本作が最初。
レオという人物が最強であり最悪であり、その「悪」が完璧に純粋で成熟していることを、この作品では確立したかったという想いから、この技をしっかりと書こうと考えたことを覚えています。
これを書き終えた時には、もうこれでレオとはお別れだ、という気持ちと、別れがたいという気持ちをふたつ抱えていました。
その後、レオはパート5(出版物)でふたたび読者の前に現われるわけですが、それまでは、しばしお別れとなりました。
この第4作は、試験的に、3作目よりも凌辱への傾向を強めてみようとも考えました。
そのあたりもお楽しみいただければさいわいです。
http://www.papy.co.jp/act/books/1-159943/
- 2012/07/01(日) 17:30:36|
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