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3冊目は、「忍」です。
このタイトルをどう読んでいただいてもよいのですが、ぼくは、「しのび」と呼んでいます。
言うまでもなく、これは、忍者のことなのですが、この作品では、ふたつのことを書こうと思いました。
ひとつは、「闇の拳」をネット上で断続的に発表している時、当身つまり、一回の打撃で気絶させる嗜好だけでなく、連打を好む読者も多いことを知ったことから、腹への連続打撃を織り交ぜた作品にしようということ。
もうひとつは、ぼくの忍者論を書こうということです。
城郭と城下町からなる藩という国家。これを立派な扇に例えると、忍者は、美しい扇そのものを八つ裂きにはしないのです。
ただ、その要のみを破壊することで、扇を自壊させ、藩を取り潰しに誘います。
そのしたたかなやり口を書いてみようと思ったのがきっかけでした。
また、この頃、女性読者からのご意見をいただき、ぼくの作品は、登場する女性に救いがない、と言われたことも契機になりました。
その意味では、この「忍」の延長上に、「美女の秘拳」があると言ってもよいと思います。
懸命に書いた記憶だけは、今もしっかり心にある作品です。
よろしければ、ぜひお読みください。
http://www.papy.co.jp/act/books/1-160445/
- 2012/06/13(水) 15:41:11|
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