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当身作品を書く以上、時代小説に挑戦してみたい、という願望は、ずっと前からありました。
しかし、当時、時代小説の売れ行きはやや下火で、しかも、電子書籍の主な購読者が若い女性というハードルもあり、全編時代劇というわけにはいかなくなりました。
そこで、主人公の妄想などを絡め、現代劇と時代劇を融合させるストーリーにしてみました。
江戸時代というのは、武士はいったん藩改易となれば二度と仕官はおぼつかない、とまで言われるほどの就職難でしたが、美人に生まれれば、女性は、別。
大奥という階層社会の中で、自分の美貌と権勢欲と機敏さがあれば、どこまででも出世できるという、書き手としては、とてもおもしろい社会。
その中でサディズムとマゾヒズムが交錯しながら、当身、気絶、凌辱が繰り広げられる。
そして、それは、現実の中で専業主婦である主人公が抱えるストレスであり、渇望でもあった。
結末はアンハッピーエンドですが、やはり、この主人公の最後はこれしかないだろうな、と思います。
女が主婦という枷を外してふるまう凄まじさを描いたわけで、そういうところも好きな作品です。
http://www.papy.co.jp/act/books/1-161659/
- 2012/06/15(金) 15:15:45|
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